子ねこの迎え方
- 子猫を引き取るのに最適な時期は、生後2~3カ月
- 引き取る時間帯は、午前中がベスト
- 家に着いたら、かまいすぎずにそっと休ませる
子猫は、母親やきょうだいとの暮らしを通して、猫として生きていくために必要な社会的行動の基礎を学びます。子猫は最低でも7週齢まで親元から離さないことが大切です(社会化期)。 しかし、実際にはペットショップなどでは、あどけない表情をした生後2カ月弱の子猫が売られています。そうした子猫たちはもっと早い段階に親元から離されており、猫としての社会性が身についていない可能性もあるので、子猫の時期の過ごし方に気を配る必要があります。 かといって、生後半年以上経ってしまうと、猫同士の結びつきが強くなり、人(飼い主)になじむのに時間がかかります。猫を引き取る時期は、生後2~3カ月頃が最適です。
子猫を引き取るときには、キャリーバッグの中にそれまで使っていた毛布やタオルなど、その猫のニオイがついたものを一緒に入れてくると子猫も安心します。使っていたトイレ砂をもらってくると、トイレのしつけをするときに役立ちます。個人の家から引き取るときには、1週間くらい前からキャリーバッグを預け、慣れさせておくのもよい方法です。 引き取りは午前中に済ませて、なるべく昼過ぎには帰宅できるようにするとよいでしょう。家についてから夜までの時間が長いほど、子猫を落ち着かせることができます。
ハウスやベッド、トイレは、飼い主の目が十分に届くけれど人通りが少なく猫が落ち着ける場所に、前もって設置しておきます。 家に着いたら、まず新鮮な水を与えます。移動の疲れと、見知らぬ場所への不安と興奮から、子猫の疲れはピークに達しているので、かまいすぎないようにそっとして、ベッドで静かに休ませます。 子猫は目覚めるとすぐにオシッコをするので、用意したトイレに急いで連れていき、徐々に場所を覚えさせましょう。もらってきたトイレ砂を一緒に入れておくと、トイレの場所を覚えやすくなります。