トキソプラズマ症
- トキソプラズマ症は こんな病気!
- 原因と症状!
- 対処と治療法!
トキソプラズマ症は、トキソプラズマという原虫(寄生虫)の感染によって起こる病気です。
トキソプラズマは、経口摂取(口から入ること)により感染することがほとんどです。
猫の場合はトキソプラズマ症に感染している生肉や小動物を食べることにより感染します。
成猫に感染しても症状はでませんが、慢性トキソプラズマ症になると中枢神経に障害が生じ、体の一部がマヒしたり、運動失調を起こすこともあるようです。このとき猫はまっすぐ歩けなくなり、ふらついたりすることがあります。
子猫の場合は発熱、呼吸困難、嘔吐、粘血便、黄疸など様々な症状が現れ、致死率の高くほとんどの場合は死に至ります。
人間の場合も感染したときには無症状の場合や、流産、水頭症などの症状が出ます。
伝染病の予防としては、衛生管理をしっかりし、飼主さんは猫の排泄物を扱ったあとや猫と遊んだ後などは、よく手を洗いましょう。また、食器類やトイレの熱湯消毒をすることも必要です。
猫にも、生肉を与えないようにしましょう。また、トキソプラズマは冷凍しても死なないので、肉は必ず加熱してから与えてください。
治療としては、抗生物質や強化サルファ剤(サルファ剤と葉酸代謝阻害剤の合剤)の投与などの内科療法を行います。